皆さん、就職先や転職先を探すときはどのように探しているでしょうか。
大学や高校の新卒の場合は、学校の職業紹介担当に募集が回り、そこで仕事したい人達が応募するという形が多いと思います。
学校で見つからない場合は、自分で企業周りをしたり、いろんな説明会などに参加したり、職業安定所などを利用して探す人も多いと思います。
しかし、医師や歯科医師、薬剤師などはあまり職業安定所に行っても求人募集はありません。医師や歯科医師、薬剤師になる人はたくさんいるのに、こういった人達はどういった経路で求人の募集を探すのでしょうか。
医師や歯科医師に関しては、国家試験に合格し、医師や歯科医師の免許を取得した後一定の期間研修医として仕事に従事しなければなりません。
医師や歯科医師の中にはそのまま研修先の大学病院などでさらに勤務を続け、お金をためて開業する人も多いです。
ですから求人募集に関しては薬剤師より件数が少ないともいえます。
特に歯科医師に関しては近年過剰傾向にあるともいわれており、求人はさらに少ないです。
しかし、地域によっては医師不足によって医療体制が緊迫した状況にある地域もあります。
医者がいないという地域もたくさんあります。
こういった場合、その地域の自治体が、研修医などを多く抱えている大学病院などに働きかけ、条件を提示して医師や歯科医師を募集する場合もあります。
とはいえ、まったく求人募集がないわけではありません。
普通の職種のように求人を募集しているところもあります。
ではなぜ職業安定所などの募集に載っていないのでしょう。
それは通常の仕事とは待遇がかけ離れた世界だからです。
国家資格を有する医師や歯科医師、薬剤師などは、年収が通常の仕事より高いといわれている医療関係の職種の中でも上位3位に入る年収の高さ。
また、資格を有しないとその仕事に付くことができないという専門性のある仕事ゆえ、募集は通常の仕事の募集とはいっしょにされないケースが多いのです。
医師や歯科医師、薬剤師の求人専門情報誌などが出ていますのでそちらを参考にしてみるといいでしょう。
医師や歯科医師は年をとって患者さんを診る技術がなくなってくると仕事を引退する人が増えますが、薬剤師は年をとっても知識を生かして働くことができます。
通常の薬局や薬店などではそういった経験豊富な薬剤師を募集することもあります。
そういった場合は職業安定所などにも募集が出ていることがありますので参考にしましょう。