皆さんは医歯薬業界というと、どのようなイメージがありますか。「身近に医歯薬業界に勤めている人が居ないから良く分からない。」という方がほとんどなのではないかと思いますので、少し考えてみたいと思います。
イメージですが、まず初めに思うことは「体内を見たくない。」とか「血を見たくない。」というようなことなのではないかと思います。確かに、医療現場となりますので血を見ることもたまにはあります。ですが、医歯薬という仕事はとてもやりがいのある仕事なのです。人の生命の終わりを終わりではなくそこからまた始めることが出来るのですから。そういったところに医歯薬の魅力があるのだと思います。
産婦人科などでは生命の誕生にも立ち会えるのです。なかなか人の出産に立ち会えることはありませんのでこれも大きな魅力なのではないでしょうか。その母親が身近な人というわけではないけれど、その人の子供の人生が始まる瞬間に立ち会えるということはとても素敵なことです。医歯薬の仕事と言うものはこういったことだけではなくときには遺族に文句を言われたりすることや、患者本人に文句を言われてしまうこともあります。しかしそれでも医歯薬業界を希望している方が居るのは、人の一生に長く寄り添いたいという奉仕の心を持った方々がいるからなのだと思うのです。私たちがこうして安心して健康な生活を送ることが出来るのも、こうした方たちが苦労しながらサポートしてくれるおかげなのです。